フルートはかなり全長の長い楽器(約70cm)であるため、全体を三分割して保存・携帯する。 歌口(吹き込み口)がある部分を頭部管、一番長い部分を胴部管、一番短い部分を足部管と呼ぶ。 頭部管を挿入する長さを変化させることにより全体の音高が変わるため、楽器が分割構造になっていることは、他の楽器とピッチを合わせる(チューニング)場合にも重要である。
頭部管は、歌口の部分で内径17mm、胴部管と接続する部分で内径19mmの円錐形である。歌口に近い方の端がヘッドスクリューと呼ぶ部品によって塞がれている。管内の歌口に近い位置に反響板があり、ヘッドスクリューと連結されている。コンサート・フルートでは反響板の位置は歌口の中央から17mmが適切であり、ここからずれているとピッチに支障がある[1]。歌口は楕円形ないし小判形(角の丸い矩形)で、音源としてエッジトーンを発するためにある程度の高さ(約4.5 - 7mm)を持っており、木製など管そのものに厚さがある場合は管厚を利用し、また金属製の場合にはライザーと呼ばれる短管を介してリッププレートを取り付けて歌口穴を形成する。歌口部分がある程度の外径を持つことは、吹奏にあたって下顎に当てた際の安定性の確保の点からも重要である。歌口の形状や大きさは音色・音量・発音性などに影響があり、楽器メーカーによって異なる。また同一メーカーでも、いくつかの歌口形状の頭部管を製作している場合がある。
^ フルート用掃除棒には通常、反射板の位置を確認するため一端から17mmの位置に目印が刻んである。
胴部管は円筒形で、標準的なコンサート・フルートの場合、頭部管に近い位置に比較的小さなトーンホールが3つと、それ以外に管の内径 (19mm) とほぼ同じ大きさのトーンホールが10個、管体上面および側面にある。トーンホールが指で押さえられないほど大きく、またその数が指よりも多いため、一部が互いに連結されたキーシステムによってトーンホールの開閉を操作する。キーの裏側にはタンポと呼ばれるパッドがあり、トーンホールを閉じた際の気密性を確保している。
C足部管とB足部管 [編集]
そもそものフルートはD管であり、その低音域を拡張する目的で後に足部管を継ぎ足した姿が標準的な現在の姿になったのであるが、現在は移調楽器としてみなされてはいないものの、古来の姿のまま足部管を持っていないピッコロやフラウト・トラヴェルソの最低音がD音であるのは、その名残である。
現代のフルートにおいては足部管が標準的に使用されているが、足部管は胴部管と同じ内径の円筒形で、3つないし4つのトーンホールを持つ。そのトーンホールが3つの場合はC足部管と呼ばれ、そもそもの最低音D4から下部に拡張された最低音はC4である。トーンホールが4つの場合はB足部管(日本ではドイツ音名に由来してH(ハー)足部管(H-Fuß)と呼ぶ場合もある。アメリカの楽器メーカーの場合はB foot jointと表記)と呼ばれ、そもそもの最低音D4から下部に拡張された最低音はB3である。B足部管を用いると全体の音色はやや太く強めになるといわれ、リングキーにする場合も多い。また、高音域が安定する(逆にいえば変化をつけにくい)ともいわれている。B足部管を用いることによって一部の運指[1]は影響を受ける。
^ 標準的なC7の運指、およびいくつかの替え指とトリルの運指がこれに該当する。
タンポ(パッド) [編集]
もっとも一般的にフルートに使われているタンポは、フェルトにフィッシュスキン(動物の内臓の皮から作られているものもフィッシュスキンと呼ばれる。)を巻いたものである。トーンホールを容易に塞ぐことの出来る点、響きを止めない点、湿気や水分にも極端に反応しにくい点等から上記の材質が一番優れている、というのが使われる理由である。これは金属のフルートをT・ベームが開発した時代から変わっていない。素材に関しては現代においてあらゆるもの(ゴム、シリコーン、コルク等)が実験されているが音色、扱い、加工等問題の面から未だフェルトを超える材質が見つからないと言うのが現状である。 タンポで有名なメーカーとしては「ストロビンガー・パッド」を開発したアメリカのストロビンガー社がある。
カバードキーとリングキー [編集]
カバードキー(クローズドキー、ジャーマンモデル、ジャーマンスタイル):キーに取り付けられたタンポでトーンホール全体をふさぐのに対して、リングキーの楽器ではトーンホール上に指が置かれる5つのキー(右手の人差指、中指、薬指、左手の中指、薬指)に穴があいており、通常はキーとともにその穴をふさいで演奏する。
リングキー[1](オープンキー、オープンホールシステム、フレンチモデル、フレンチスタイルともいう):特徴は軽く明るい音色である。穴をふさぐ程度を変化させることによって、ポルタメント、微分音程などの技法が楽に演奏できるようになるほか、ピッチ調節などのための替え指もカバードキーより多く利用できる利点があるが、穴を正確にふさがなければならないため、手が小さい場合には演奏が難しい場合もある。また重音のための特殊な運指の幅も大きく広がる。
^ リングキーという呼び方は本来クラリネットやオーボエにあるような、細くてパッドを含んでいないキーのことを指し、フルートに使われているものは厳密には「パーフォレーテッド・キー (perforated-key)」と呼んで区別されるが、一般的にはフルートの場合もリングキーと呼ばれている。
インラインとオフセット [編集]
フルートの管体には多くのキーが並んでるが、胴部管上側面のキーがすべて一直線に並んでいるものを「インライン」、左手の薬指にあたるキーが外側(左腕に近い方)に少しずれているものを「オフセット」と呼ぶ。ベームが製作した楽器はすべてオフセットであり、より楽な手の形で操作することが可能である。オフセットは構造的にシンプルで、メンテナンスもインラインより容易となる。また、笛のほぼ中心に座金、ポストを半田付けするため、インラインに比べ、多少の響きの損失があるとする見方もある。一方、インラインの楽器はリングキーに多く、見た目は美しいが、正確にキーを押さえるために左手薬指をオフセットの場合より多く伸ばさす必要があるため、手が小さい奏者には向いていない。インラインの楽器の方が、製作する際の部品点数は少なくなるが、同一軸に配置されるキーの数が多いためメンテナンスはオフセットに比べ面倒である。
Eメカニズム [編集]
「Eメカニズム」「スプリットE」は、第3オクターヴのホ音 (E6) が楽器の音響学的構造から出しにくく、またピッチが高い場合が多いため、これを解消するために考案された機構である。一般的なEメカニズムは、キーシステムの追加によりE6の運指で閉じるキーを増やすもので、E6の発音およびピッチは改善されるが、特定の換え指およびトリル運指が使えなくなる。また、楽器がわずかに重くなるため、音色に影響するという意見もある。ドイツ系の奏者、メーカーのフルートに装備されることが多く、逆にフランスではEメカニズムの音響は不自然とされ一般的ではない。ドイツの古いメーカーには通常のEメカニズムよりも更に多くのキィを塞ぐ「ダブルEメカ」というシステムも存在する。
メーカー、オフセットかインラインか、ピンありかピン無しか、ブリッジが外側にあるか内側にあるか、によりシステムが異なるため一口にEメカニズムと言っても様々である。
通常Eメカの装備されていない楽器には、キィポストの不足による耐久性の問題、外観を損なう、改造費用等の問題等の理由からEメカを後付けする事は難しい。ユーザーの「Eメカの後付け」発注を前述の理由から断固拒否するメーカーもあれば、後付け工事を行っている所もある。その見解は各メーカーの方針によって様々である。
楽器メーカーによっては、同様の効果を得るためにキーシステムの追加ではなく特定のトーンホールを小さく(もしくは半円形に)する方法を採用している場合があり、これを「ニューEメカニズム」「Lower G insert」「G doughnut」と呼んでいる。この方法では、使えない運指が発生することはほとんどないものの、第1・第2オクターヴのイ音 (A4, A5) のピッチに影響する場合がある。
また、キーカップを押さえるレバーを途中で分割、可動式にしEメカニズムのオン・オフを切り替えられるようにしたクラッチ式Eメカニズム(Eメカニズム・ヒンジ)も存在する。
同様の理由で第3オクターヴの嬰へ音(F♯6)も音響学的構造から問題を抱えている。しかしこれを回避するためのF♯メカというものは構造、耐久性等の理由から未だ各メーカーとも商品化できていない。
むろら バイラ プラズマ スプロー ディスト ラリー シリンダー ペツォ メイドカ 検索いふ スワン マンサク アーモンド オーバー カミソール セルフレ ワイウク 氷の世界 リット ジャムパン マンナ ロファ ターニュ トウチク ゴデチア ぽっぽ 幸せ ハードカレ キューム パイソオ セクレ リファンド お猿岩 鳳仙花 スタート マテハン めんか キャンベラ タメ口 ブリーフス シオン 最新検索 アフレコ モダンジ ストマイ ライン フローベ ウィザード ちとう ディエフ